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| 窓から見える緑を眺めての食事は、ゆったりとした気分にさせてくれます。 |
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| 昔懐かしい正統派。ハイカラビーフカレー。 |
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| テラスの木陰でいただくのもなかなかです。 |
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| 発売されてるレトルトパウチカレー |
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日比谷公園の中央に位置する老舗「松本楼」。1903年(明治36年)ライト兄弟が飛行機を発明した年、日本では日比谷公園開園と共に松本楼がオープンしました。日比谷公園は西洋文化のシンボルとして開園された日本初の洋式公園だったのですが、当時松本楼でカレーを食べ珈琲を飲むことを、人々は「ハイカラ」と形容し、お洒落な習慣として楽しんでいました。現在でもカレーのメニューには、「ハイカラビーフカレー」と、当時を懐古させるネーミングがつけられています。
ハイカラなイメージが定着した松本楼ですが、お店のコンセプトは「都民が気楽に食事ができる喫茶」と、初代オープン時に東京都から命じられた店の方向性を、今も大事にしています。あくまでもおいしいものを安価で提供することにこだわりをもつ松本楼では、豊富な洋食メニューのほとんどを¥1000前後で設定しています。ちなみに今回頂いた「ハイカラビーフカレー」のお値段は、\735です。
それではまず、老舗松本楼のカレーが出来上がるまでを簡単に紹介いたします。カレーの仕込みには計2日間掛けて行われます。ハイカラビーフカレーの具の特徴ともいえる特大ビーフですが、4センチ角の牛バラ肉を炒めた後、およそ4時間かけて煮込みます。肉が柔らかくなったら、別途作られたソースに肉を絡め、一晩冷蔵庫で寝かせます。このソースには、ブイヨンをベースにスパイスを加えた後、ケチャップやソースにしょうゆといった、親しみのある味が隠し味として使われています。翌日、寝かせておいたソースと肉のカレーベースに、オリジナルのルーを加え1日掛けて煮込みます。ここで松本楼ビーフカレーの影の主役である「大きめにカットした玉ねぎ」を炒めておき、こちらも最終調理がされるまでの一晩、冷蔵庫で寝かせられます。3日目の朝、煮込まれたカレーと前日に炒めておいた玉ねぎを合わせ、全体の味が調整されたらハイカラビーフカレーのできあがりです。
今回は天気もよかったことから、松本楼お勧めのテラスにてカレーを頂きました。テラス側の公園には、樹齢400年にもなる大きなイチョウの木が2本植えられており、テラスに心地よい風を吹き込んでくれます。いざハイカラビーフカレーが出されると・・・おやおや?6,7羽のスズメたちが一斉に周辺に集まってきました。人慣れしているようで、1羽のスズメが恐れることなくヒョコヒョコとテーブルの隅に上がってきました。つぶらな目で訴えてくるその様子に、思わずお米を手に取り差し出すと、首をかしげながら近づきパクリ。スズメたちが一緒に食事を楽しんでくれてるようで、ほんわかした気持ちにさせてくれます。
さて早速一口いただきます。とろみのある欧風カレーの中では、わりとさらりとしたルーに仕上げられています。ビーフからでるコクとうまみの中に、フルーティな甘味が感じられ、全体にまろやかに仕上げられています。スパイスは落ち着いてカレーになじんでおり、際立って刺激となるというよりは、ルー全体を引き締めるめるアクセントのような印象を受けました。一方でお米も艶よくふっくらと炊きあげられ、ルーとバランスのよい硬さに仕上げられてました。文句のつけどころのない、「歴代多くの人が愛してきたカレー」とうなずける味です。年齢、好みを問わず愛される松本楼のカレーの味は、どこか懐かしい思いにさせる老舗のやさしい味がします。トロリとしたコクの中にサラリとした野菜の甘味が調和した、奥深さを感じさせてくれる味でした。
また、「松本楼」からご家庭で手軽に楽しめるように、レトルトパウチでカレーが販売されています。他にも、シチューとスープもシリーズなどが紹介されており、有名百貨店等で手に入れることができます。
懐かしい時代を感じさせるハイカラなカレーをぜひいかがでしょう。
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